2021.04.17

名古屋の由緒ある【 八勝館 】

少し前のお話しになりますが、

名古屋の有名なフランス料理教室の

ラ・ココット主宰の岡本先生から嬉しいお誘いがありました❣️

名古屋に「八勝館」という素晴らしい老舗料亭があり、そこで日本文化、名古屋の歴史などを知って体験して欲しいとのお誘いでした。

八勝館は、国の重要文化財に指定されているそうです。

そこで、現在様々な分野でご活躍の方々を集めてお食事会が有りました。

そのメンバーに何故?私がお誘いいただけるのか?と不思議でした。

東京から、

ITジャーナリスト、

AIアーティスト、

L.A.でご活躍の薬膳料理研究家

プロデューサーでイケメンマナー講師、

岐阜 多治見の陶芸家 さん、

名古屋からは広告代理店ディレクターさん、

名古屋老舗フランス料理店オーナー、

PR会社の女性敏腕経営者、

クリエイティブな皆さんが揃って、ITから芸術、

アートや伝統文化を語る会でした。

岡本先生の幅広い人脈!

先生が素晴らしい方なので、集まってくる人々は当然お人柄の良い方々ばかりでした。

岡本先生のお取り計らいにより「御幸の間」でのお食事会で、それはそれは素晴らしいお部屋でした。(ソーシャルディスタンスで個々のテーブルで)

巨匠 堀口捨己博士によって設計されたお部屋だそうです。

昭和25年には昭和天皇皇后両陛下のご宿泊所として、また翌昭和26年には、日本建築学会賞も受賞なさったそうです。

桂離宮笑意軒の意匠を参考にし、

建築史上価値ある作品として知られているそうです。

襖や欄間に貼られた、貴重な南方古代裂がとても美しく興味深かったです。

天井から吊るされたお香入れのモダンなデザイン、掛け軸、全てが研ぎ澄まされ洗練されたものばかりでした。

お部屋から眺める日本庭園、壮観でした。

新緑の季節、新たな芽吹いた植物の空気感まで日常と違う世界へといざなってくれました。

女将さんが建物やお部屋の解説と、

常宿になさっていた北大路魯山人さんとの逸話など貴重なお話も聞かせて下さいました。

北大路魯山人さんは、床の間に飾られていた生花が気に食わないと自分流にいけ変えていたそうです。

それを聞いただけでもいかに感性豊かな方で気難しかったか分かりますよね。

お料理は老舗料亭ならではのお味と器と

盛り付けが素晴らしく完璧でした!

敷地内にはお茶室もありました。

天井部分に煤竹が使ってあり、カドゥのバッグにも煤竹を使っているので何だか嬉しく、感動しました。

異業種で感度の高い方々とお話しが出来、刺激を頂いた会になりました。

先生が私ごときに日本の良いものを伝えたいというお気持ちがとても有り難く、感謝の気持ちでいっぱいでした。

次はお茶時を企画してくださるそうですが、コロナが少し収まっていますように🙏

八勝館

https://www.hasshoukan.com