2021.01.11

人気急上昇中の黒竹タッセル🎶

イギリスの美しく鮮やかなツィード

手にした瞬間、ワクワクと心が躍りました。

早くバッグを作りたい衝動に駆られました。

口金には煤竹を添えて、バンブータッセルが良いなぁ、、、、と。

最近、このバンブータッセルが人気急上昇中

です。

デザインしてもう三年近くなるのに、ここ最近オーダーで入ることが多いです。

京都老舗竹材店さんの職人さんが、和歌山県産の上質で高級な黒竹を使い、丁寧に作って下さっています。

タッセルの上部に節を一本配しています。

CADEAUカドゥオリジナル特注品です。

CADEAUは竹の持ち手も同じく黒竹を使用しています。これもカドゥオリジナルで特注したものです。

市販でよくある、節が多い竹の根っこ(根ブチ)とは違い、竹は節と節との間が10センチ〜20センチ程あり、竹の節を使う事はとても贅沢なことなのです。

元々、竹根は捨てられていたものだったそうです。

そこに着目して使ったのが、あの世界的有名なハイブランド。

バッグに竹根を使っているので、それを竹だと思い込み、勘違いしている日本人が多いようです。

竹根と竹は違うものです。

世の中に無いものを考え、作り上げた時の喜びは作り手が幸せを感じる瞬間です。

それには、竹材店さんのご協力無しでは作り上げられません。

タッセルの房に使っている糸は京都老舗染物屋さんのものです。

そこの女性店主様もCADEAUカドゥを応援して、ご協力して下さってるお一人です。

時折、無い色は職人さんが染めて下さいますが、ある日、女性店主様が直々に染めて下さったことがありました。

「私はものづくりへの愛情、心が通う人にしかこんな特別には染めません!」と言われ、とても有り難く、熱い思いがこみ上げてきました。

実際はウルっと目に涙が溢れそうでした💦

年齢と共に直ぐに感動して、涙もろくなりました。

こうしたスペシャルな職人さんの素材、パーツを使い、バッグは勿論の事、タッセルも丁寧に一つ一つ仕上げています。

応援とご協力に感謝しながら、心静かにものづくりに向き合っています。