2024.10.15
柿傳ギャラリーにて第二回目の個展開催
新宿・柿傳ギャラリー様にて【安本秀子のカドゥ京都バッグ展Ⅱ】が10月3日から8日まで開催され、無事に大盛況のうちに終了いたしました。あっという間の6日間で、準備は非常に大変でしたが、無事に終えられて感謝しています。
(この写真は、柿傳ギャラリーのビルを入って直ぐにショーケースがあり、バッグを展示していただきました。その奥に掲げられている書は、川端康成さんの文字です。この書を拝見する度に、背筋がピンと伸び、襟を正す思いになります)
今年の夏以降は、阪急うめだ本店、博多大丸百貨店、そして個展を月に一度のペースで行っており、年間6回の催事だけでも多くのご注文をいただいています。見えない部分にまで手間暇をかけて丁寧に作り上げるため、バッグ一つ作るのに時間がかかります。デザインだけして誰かに任せきりにすると、どうしても品質が落ちてしまいます。そうしたくないので、量産が難しいのです。この職人気質こそが、カドゥ京都のブランド力と魅力に繋がっていると信じています。お客様に喜んでいただけるよう、いつも真心込めてお作りしています。
特に柿傳様のギャラリーがかなり広い為、数を作るのが大変で、睡眠時間をかなり削って制作しました。
こうした丁寧なものづくりへのこだわりが、格式ある柿傳ギャラリー様での個展が実現できた理由だと思います。一回目の個展開催時、ギフトコンシェルジュの裏地桂子様がオーナーの安田様に打診してくださいました。その際、安田様は「うちは伝統工芸品を扱っています。バッグの個展ですか?」と驚かれたそうですが、裏地様が太鼓判を押してくださいました。
今回、安田様にカドゥ京都のバッグを第一級の伝統工芸品だと認めて下さるお言葉を頂戴しました!
躊躇なさった第一回目、そして2回目の個展も大盛況で、安田様もその賑わいに驚かれていました。柿傳ギャラリーの女性スタッフの皆様も、多くご来場いただきバッグを購入されました。通常、陶器などが多く、女性スタッフの購入率はあまり高くないそうですが、沢山の女性スタッフさん達がご購入下さいました。
一回目の個展の際、普段ギャラリーに必要のない姿見も急遽ご用意いただき、女性のお客様がバッグを持って全身を確認できるようしていただきました。
今回の2回目は、お願いせずとも姿見を自然にご用意いただきました。
安田様やスタッフの皆様の細やかなお気遣いに感謝しています。安田様が素晴らしい方だからこそ、素晴らしいスタッフが集まるのだと思いました。
また、個展2日目には同ビル内の茶室で【佳翠会・長谷川宗佳✖️カドゥ京都コラボ茶会】が開催されました。長谷川先生は素敵な方で、綿密な準備を重ねて40名満席の茶会を3回、計120名のお客様をお迎えするという素晴らしい会になりました。
茶会では、カドゥ京都の隠れ龍のバッグを床間の花入れとしてお使いいただき、和洋折衷の花との調和が素晴らしかったです。和菓子もバッグの形を模したもので、お客様も感激されていました。和やかな茶会は大変好評でしたが、私はお客様対応に追われ参加できませんでした。
遠方から新幹線でお越しいただいたお客様もいらしたり、感謝の気持ちでいっぱいです。多くの応援に支えられ、ここまで来られたことに深い感謝と共に幸せを感じています。
第一回、2回目と推薦して下さった、裏地桂子さまにも心から感謝しております。
年内の催事はこの個展で終了し、今後はご注文の制作に専念いたします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
(最後の写真は夜の柿傳ギャラリーのビルの美しい外観です。有形文化財に指定されています)